「重そう」で終わらせるのはもったいない。
プティポンムのバタークリーム、再入門。

生クリーム全盛の今、あえてバタークリームを

30年以上変えずに作り続ける店があります。
群馬・高崎の洋菓子店、プティポンムです。

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"バタークリームにはこだわってきました。

プティポンムを陰で支える象徴です。"

店主:清水

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なぜ、バタークリームは
“古い”と言われるのか

1960年ごろ、家庭の冷蔵庫の普及率はまだ約1割ほどでした。
この頃の主役は、日持ちするバタークリームケーキ。

 

それから10年ほど経った1970年ごろには、
冷蔵庫の普及率は約9割まで一気に広がります。


冷蔵庫が当たり前になると、今度は
生クリームのショートケーキが主役になっていきました。

 

こうして時代が変わる中で、

「バタークリーム = 昔のケーキ」

「生クリーム = 今どきのケーキ」

というイメージだけが、今も私たちの中に残っているのです。

それでもプティポンムが作り続ける理由

プティポンムは1987年創業。
生クリームのショートケーキがすでに

主役になっていた「そのあと」に生まれたお店です。

 

それでも、バタークリームのレシピは
30年以上ほとんど変えていません。

 

理由はとてもシンプルです。

ー子どもの頃に食べたあの味を、

大人になっても同じ味で届けたいー

ー誕生日や記念日の「思い出のケーキ」の記憶を、

裏切りたくない。ー

 

だからプティポンムは、
流行に合わせて味をガラッと

変えてしまうようなことはしません。

バタークリームは、
 “古いクリーム”ではなく
  “物語がのったクリーム”

バタークリームには、
時代の背景や、家族の記憶、

誕生日の「おめでとう」が積み重なっています。

 

・冷蔵庫がなかった時代の工夫

・生クリームに主役が移っても、作り続けた職人たち

・プティポンムのショーケースを何度も

 覗いてくれたお客さまの時間

 

それらが混ざり合ったものが、

プティポンムのバタークリームです。

 

「重そうだから」「昔っぽいから」と

敬遠してしまう前に、
一度だけ、少しの量を味わってみてください。

 

このバタークリームが、
プティポンムというお店の歴史を伝えてくれます。

りんごの木の下で18㎝

¥3,000

1987年創業の洋菓子店プティポンムがつくる定番ロールケーキ「りんごの木の下で」。群馬県産のりんごをソテーし、ほろ苦い自家製キャラメルと合わせて、カルピスバター香る生地でくるりと巻き上げました。りんごの瑞々しい酸味、キャラメルのコク、バター生地の香ばしさ——三層のコントラストが口の中でほどけ、すっと消える後味が特徴です。冷蔵でそのままはもちろん、少し常温に戻すとりんごの香りがいっそう立ち上がります。お取り寄せや季節の手土産、ビジネスギフトにも最適。日持ち・サイズ感ともに配りやすく、幅広い世代に喜ばれる上品なスイーツです。

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