一輪の薔薇に込めた、りんごの物語——Apple Rose誕生の裏側

その名前を初めて聞いたとき、こんなりんごがあるのかと驚きました。

「くれないの夢」——青森県で生まれた、幻のりんごです。生産量が極めて少なく、一般市場にはほとんど流通しない。そのりんごに出会ったことが、Apple Rose誕生のきっかけでした。


りんごを、薔薇にする

Apple Roseは、その「くれないの夢」だけを使ったアップルパイです。

薄く薄くスライスしたりんごを、一枚づつ丁寧に巻いていく。外側から見ると、まるで薔薇の花が咲いているように見える。この形に行き着くまでに、何度も試作を重ねました。

りんごの厚みが少しでも変わると、巻いたときの見え方が変わります。火の通り方も変わる。同じりんごを使っていても、季節や収穫時期によって水分量が違うため、その日その日で調整が必要になります。完全に同じものは、二つとないかもしれません。


「くれないの夢」でなければいけない理由

なぜ、このりんごにこだわるのか。

理由はシンプルです。他のりんごでは、この色と香りが出ないから。「くれないの夢」は、加熱すると深い赤みが増し、やわらかな甘みと上品な酸味が引き立ちます。薔薇の形に合う美しさが、このりんごにはあります。

希少であることは、つくる側にとっては制約でもあります。でも、それがあるからこそ、Apple Roseはこの形でいられると思っています。


5月27日から丸広川越 地下催事場でも、Apple Roseをお持ちします。ぜひ手に取って、その美しさを見ていただけたら嫁しいです。

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